精子を作りやすい環境つくり
男性の妊活と言っても最初にすることはそんなに難しいことではありません。
例えば、男性の妊活習慣として身につけておきたいことに「アレを温めない」ということがあります。
アレとは「精巣」、簡単にいえばキンタマ(陰嚢:いんのう)のことです。
キンタマを温めすぎると、妊娠しにくくなる可能性があるというからビックリですよね。
どうして温め過ぎはダメなのかというと、精子は高温に弱い特性があるからです。
精巣が精子を作るのに適している温度は、33度~35度とされています。
体温よりも少し低い温度になっていて、だからキンタマは体内ではなく体外に露出しているんです。
外にあるから蹴られたりすると飛び上がるほど痛いし、チャックで挟むと大人でも泣きたくなるほどの激痛を感じます。
そんなデメリットがあるにもかかわらず、外でブラブラしているのは精子を作るのに適している温度を保つためなんです。
暑い時はダラしなく垂れ下がり、寒い時は縮み上がっているのは、適温を作るための身体の仕組みなんですよ。
これを知った時は「やっぱり人間の身体は子孫繁栄を最優先してるんだなぁ~」って思いました。
自分の精子に無知な男が多過ぎる!
男性は自分の精子について無知なことが多いです。
大抵の男性は、自分の精子についてなんて考えたことがないんじゃないでしょうか。
僕だって毎日のように自分の精子を見ていたけど、質や量についてマジマジと真剣に考えたことなんてなかったですから。
人それぞれで精子の生産数や活動量などが異なり、もちろん活動量が活発な精子を多くコンスタントに作り出せる男性の方が妊娠できる可能性は高くなります。
だから本当は「赤ちゃんを作りたい!」となった時に、夫婦揃って妊娠できる身体になっているかどうかを婦人科で検査することがオススメなんですよね。
そこで問題なければ生で仲良しすればいいし、何らかの問題が見つかればその時点から対処してけるからです。
その辺については、別ページで詳しく書いていますのでそちらをお読み下さい。
話を戻して、自分のキンタマが精子を作りやすい環境にするためにすることは「温めない」ということです。
そのためにできることってどんなことがあるか考えてみました。
【自分でできる精子を大切にする生活習慣】
- ・湯船に入って長湯はしない
- ・お風呂の温度は熱くしない
- ・サウナも控える
- ・トランクスの方が通気が良さそう
- ・左右のポケットにスマホを入れない
- ・ノートパソコンをひざの上に置いて使わない
- ・冬の足元暖房は控える
風呂あがりに全裸のまま扇風機でキンタマを冷やすのは、さすがに嫁から「みっともないから止めて」とクレームが入りました。
良かれと思って行った旦那の妊活だったけど、あっさり却下されてしまいました。
病気の場合もあるからご注意を
キンタマを温め過ぎないようにしよう!ということを書いてきましたが、病気としてキンタマの温度が上がってしまう人もいるようです。
「精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)」という病気なのですが、キンタマの周囲に血管のかたまりができて温度調節ができなくなってしまいます。
そうなるとキンタマ内部の温度が上昇し、精子を作りづらくなってしまうことで不妊につながっていくようになります。
病気自体は手術すれば2~3日で完治するくらいの病気なんですが、自覚症状がないことが大きな問題といえます。
そもそも「精索静脈瘤」という病気のことを知っている人はほとんど皆無だし、自宅症状もないからまず気付くことはできません。
大抵は妊活してから「子供ができない」ということで検査をして気付くケースが大半です。
なかなか妊娠できない不妊がお悩みの場合は、奥さんだけでなく旦那さんにも原因がある可能性があります。
夫婦揃って検査を受けることで、不安な気持ちも抑えることができ、問題が発覚しても夫婦2人で相談して対処することができます。
男性は自分の精子に興味を持つことと、妊活は夫婦揃って取り組むことをオススメします。
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