えっ!精子って老化するの?だったら精子の老化を防ぐ食材を知りたい~!
【Q】あなたは自分の精子を見たことがありますか!?
【A】はい!オナニーしてるからチョイチョイ見てます♪
この質問と答えに、何かしらの違和感を感じますか?
女性なら「結婚して妊活中なのにオナニーしてるのって信じられない!」って軽蔑するかもしれませんね。
男性だったら「え~、射精した自分の精子をマジマジ見てるの?」と、変に思うかもしれません。
でも、今回言いたいことはそういうことじゃないんです。
何が言いたいかというと、質問と答えに間違いがあることに先ずは気付いて欲しかったんです。
間違い箇所はどこかというと【精子】という部分です。
あなたが見ている白い液体は、精子そのものではなくて「精液」だってことを知っていましたか?
精子ってのは顕微鏡で見ないと見えないくらいの大きさなんですよ。
言われてみたら、「そんなことは知ってるよ!」と思うかもしれません。
でもね。ちょっと考えて欲しいんです。
濃厚な精液がたっぷり射精されるのを見て「すぐにでも妊娠できそう!」なんて思っていませんか?
さっきも言いましたが、あなたが見ているのは精子ではなく精液なんです。
妊娠に関していうと、精液だけを見てもあまり参考にならないってことを知っておいて下さい。
妊娠できる精子ってどんな精子?
男って精子について知らないことが多過ぎます。
男性でも精子と精液の区別をつけてないくらいですから、女性に関しては全く知識がない人が大半でしょう。
みなさん精子といえば「おたまじゃくし」みたいな形で、ウゴウゴしているイメージがあると思います。
そして発射後に見える白い液体は精液であって、その中に精子がモゴモゴ動き回っていることは想像できますよね。
じゃ、精子って精液の中にどれくらいいるのか知っていますか?
2010年改訂のWHO(世界保健機構)が公表している精液検査結果の基準値を参考にすると、
・精液:1.5ml以上
・精子濃度:1ml中に1500万個以上
・精子運動率:40%以上
・正常形態精子率:4%以上
という数値が正常値ということになっています。
なんかよく分かりませんけど、「精液の中に精子が一杯いるんだな~っ」て思うんじゃないでしょうか?
でも、「精子運動率」と「正常形態精子率」というのをよく見て欲しいんです。
・精子運動率40%以上:精子全体の中で動いている精子が40%以上なら正常
・正常形態精子率4%以上:奇形の精子を除いた正常形態の精子が4%以上なら正常
となっています。
つまり精子自体の数は多いけど、妊娠できる正常な形で元気に動いている精子の数はそんなに多くないってことなんです。
一見すると濃厚でたっぷり射精された精液でも、その中にいる精子の状態は「目で見るだけでは分からない」ということです。
さらに言うと、精子の数や質は個人差があるだけでないんです。
同一人物においても加齢や生活習慣に応じて、精子の状態は変化(老化)していくことも知っておいた方がイイです。
卵子老化は知ってるけど、精子老化を知らないってのはヤバイよ!
妊活していると「卵子が老化する」という話は聞いたことがあると思います。
卵子が老化すればするほど、妊娠する確率は低くなったり奇形や異常の可能性が高くなる傾向にあると言われています。
テレビ番組や雑誌などのメディアでも取り上げられることがあるので、卵子の老化については認知率が高くなっているようです。
だから30歳を過ぎた頃から女性は、「卵子が若いうちに妊娠したい!」と焦り始めるという訳なんです。
でも、卵子と同様に精子も老化することは、実はあまり知られていません。
60代の女性が妊娠することはほぼありませんが、60代の男性が子作りに成功することはあります。
そんなケースもあることから、男性は高齢になっても妊娠できる!と思われがちなんです。
もちろん男性の場合は自分が高齢になっても相手の女性が妊娠可能な状態にあれば、妊娠できる可能性はあります。
最近は年の差婚などで中高年の男性が20代の女性と結婚することも珍しくないので、それならば60代でも射精さえできれば子供ができる可能性はあるんです。
妊娠できる確率がゼロでないけど、妊娠確率は年々低くなっていくのが現実なんですけど。
その理由は、卵子と同様に精子も加齢と共に老化していくからです。
年齢を重ねると共に精子の数や運動率が低下していき、なかなか妊娠しにくくなってしまうのです。
男性の精子の老化が進んでいると、妊娠できない可能性もあるわけです。
そこで勘違いが多いのは、男性の加齢による現象と言えば「勃起しなくなった」とか「中折してしまう」などペニスの状態にばかり目がいきがちなことです。
いくらギンギンに勃起して射精できる状態でも、精子が老化していれば妊娠確率は低くなるんです。
厄介なのはペニスの老化は自覚症状があるから、男性もかなり気にします。
精力剤を飲んだり、バイアグラに興味を持ったりする人が多いことからも分かります。
でも、精子の老化は自覚症状がないので、日常生活においてはまず気付かないんですよね。
病院で精液検査しないと分かりませんから。
それに精液って出しても出してもすぐにまた出てくるから、なんか大丈夫な気になっちゃうんですよね。
妊娠できる精子が少ない状態の精液をいくら射精しても、妊娠できそうな気がするだけでなかなか妊娠できない日々が続くことになります。
精子の老化は何歳から?
精子も老化することは分かったけど、実際に何歳くらいから老化が始まるのでしょうか?
「PRESIDENT WOMAN ONLINE:35才で始める!「精子老化」の真実」によると、多くの報告では「35歳」もしくは「40歳」という年齢が境界線となっているとの掲載が見られます。
もちろん個人差があるので一概には言えないけど、男性が35歳以上の場合も女性と同様に「高齢出産」と認識する必要があると言えます。
奥さんが20代でも旦那さんがアラフォーだったら、のんびり構えて婚活している余裕はないかもしれません。
また、アラサー旦那も加齢と共に精子の老化は進んでいくので、老化を防ぐ方法を実践していくことが大切です。
精子の老化を防ぐ食べ物ってあるんだ!
精子の老化は、結局のところ精子の数が減ったり運動率や受精率が低くなるということです。
老化の原因は、あなたも聞いたことがある「活性酸素」が関係してるんですよ。
活性酸素増えたことで酸化ストレスによって精子細胞にダメージを与えて、精子の運動量力を低下させてしまうのです。
活性酸素は精神的ストレスや喫煙・飲酒など外的要因でも増加しますが、精索静脈瘤などの疾患も内部要因として増加の原因と考えられています。
疾患の場合は治療を施すことで対処しますが、外部要因ではストレス軽減や食生活の改善など生活習慣の改善が必要となります。
具体的には飲酒量を控えたり禁煙することや睡眠時間の確保などが考えられます。
また、体内の抗酸化力を高めることも、活性酸素対策としてオススメです。
抗酸化酵素は加齢と共に減っていきますので、それを補う食生活を意識することが大切です。
精子の老化予防も含めて抗酸化酵素を補うたのためにビタミンEを多く含む食材の摂取を心掛けましょう。
ビタミンEを多く含む主な食材としては、
- 野菜:かぼちゃ、アボガド、ほうれん草
- 主食:玄米、胚芽米
- 豆類:大豆、ナッツ類
- 魚類:ウナギ、カツオ、サンマ
などがあります。
食生活の中で摂取するのが難しい場合は、サプリメントなどで補っていくことも可能です。
継続して摂取しやすいことからサプリメントで対応する人が増えています。
活性酸素による酸化ストレスは精子の老化だけでなく「ガン・心臓疾患・糖尿病・アルツハイマー病」などの原因にもなりかねません。
子作りと同時に、健康管理のためにも抗酸化酵素の摂取を意識して生活習慣を改善していきましょう。
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